ドキュメンタリー映画『よみがえりのレシピ』
そこにしかないものを次の世代に伝えていくこと。
急斜面での気の遠くなるような作業を50年も繰り返し、
「それが俺の仕事だんよの」とさらりと言い切る後藤のじいちゃん。
誰に言われたわけでもないのに、たった一人で細々とカブの種を育て、
守り続けた渡会のおばあちゃん。
いわゆる経済振興のためじゃない。ここにしか無いものだから、
これを絶やさず残したいという土地の人たちのささやかな想いが
何十年も受け継がれてきた。
当たり前の営みを続けることが大切、
という当たり前の事にあらためて思い至りました。
とてもいい映画です。